ストロング・メディスン
製薬業界の内幕を描いた、アーサー・ヘイリーの小説「ストロング・メディスン」。
販売員から製薬会社の幹部に登りつめていく女性を通し、薬品と医療との関わり、薬品開発の熾烈さなどが描かれる。
巧みなストーリー・テリングの内に薬害、倫理の問題を織り込み、読み手を惹き付ける。1984年の作品であるが、今なお色あせない。
ストロング・メディスン
アーサー・ヘイリー 永井 淳
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製薬業界の内幕を描いた、アーサー・ヘイリーの小説「ストロング・メディスン」。
販売員から製薬会社の幹部に登りつめていく女性を通し、薬品と医療との関わり、薬品開発の熾烈さなどが描かれる。
巧みなストーリー・テリングの内に薬害、倫理の問題を織り込み、読み手を惹き付ける。1984年の作品であるが、今なお色あせない。
ストロング・メディスン
アーサー・ヘイリー 永井 淳
1966年に放送された「泣いてたまるか」の第1話と第2話のDVDを見る。子どもの頃、かすかに見た記憶があった。
そらが泣いたら 雨になる
山が泣くときゃ 水がでる
俺が泣いても なんにもでない
と歌われる部分は、
子どもごころにも強く印象に残るものであった。渥美清を主人公とし、毎回設定を変えた一話完結のドラマである。
第1話「ラッパの善さん」は、タクシー会社の葬儀を請け負う男の話で、野村芳太郎の優れた脚本による、人情味あふれる回。
第2話「やじろべえ夫婦」は、玩具メーカーの開発部からクビになる男の話。渥美清と曽我町子のかけあいが楽しい。
昭和の人々の温かさが伝わる話で、じっくりと見入ってしまう。あのぬくもりが懐かしい。
「ヒストリエ」は、紀元前4世紀のギリシアやマケドニア王国を舞台に、古代オリエント世界を描いた作品。それにしても、単行本がでるまで時間がかかる。第8巻は第7巻が出てから1年以上待った。 第8巻では、マケドニアによるビザンティオンなどのアテネ諸都市の攻略が描かれる。広やかな画面構成で、スケール感のあるドラマを堪能できるコミック。
「世界で自分のことをいちばん理解しているのは、家族でも恋人でもなく、そして自分自身でもなく、実はグーグルであることがよくわかる。」
世界の情報をのみこみ、成長をし続けるGoogleのビジネスを分かりやすく示した書。
Googleの正体 (マイコミ新書)
牧野 武文
「信長の野望 天下創世」は、内政と軍略がたいへんバランスがとれたゲーム。内政により城下を発展させると、その様子がグラフィックスに反映され、箱庭的な要素がうまく表現されている。しかも、合戦はその城下で行われ、たいへんよく出来ている。
戦国シミュレーションゲームの名作。
歴史シミュレーション・ゲーム「信長の野望 創造」は、シリーズ14作目となる、30周年記念作品。 全国が1枚のマップとなり、その上で城下を発展させ、戦によって領地を広げていく。四季折々の表現を盛り込み、山並みの高さも表現され、背景のグラフィックスはたいへん美しい。
それに比して、戦では武将の個性がそれほど生かされている感じがしない。籠城戦はほとんど自動でなされる。城下での戦闘は、「天下創世」のほうが優れている。
挿入される歴史イベントは充実しているようであるので、好みの分かれるところか。
NHK大河ドラマ「八重の桜」第47回は、「残された時間」。
同志社大学設立のために奔走し、体調をくずす新島襄の姿を描く。 徳富蘇峰や徳富蘆花との関わりが興味深く見られた。
水木しげるの出世作となった「テレビくん」を含む作品集。独特のユーモアや読後感を持っている。
他に「河童」「丸い輪の世界」「化木人のなぞ」「コロボックルの枕」「最初の米」を収録。背景の緻密な描写にあらためて感嘆する。
水木しげる妖怪傑作選 1 テレビくん (中公文庫 コミック版 み 1-14 水木しげる妖怪傑作選 1)
水木 しげる 呉 智英
桂文珍の落語「はてなの茶碗」では、大阪商人魂と京の商人のはんなりとした人格が対比されて見事に演じられる。
「星野屋」はテンポ良い筋運びと場面変化の妙が味わえる落語。登場人物の個性を浮き上がらせた軽妙なやりとりは、文珍師匠の真骨頂。
「男はつらいよ」「幸福の黄色いハンカチ」「学校」「たそがれ清兵衛」など、50年間、81作の映画を作り続けてきた山田洋次監督。その映画音楽の中から選曲したCD。どの音楽からも、温かさと優しさが感じられる。
映画監督50周年記念盤 山田洋次監督 映画音楽選集
サントラ 映画主題歌 中島みゆき 渥美清 井上陽水 佐藤しのぶ
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