ディア・ハンター
ベトナム戦争に投げ込まれた若者たちを描く映画「ディア・ハンター」。マイケル・チミノ監督による1978年公開作品。
街で暮らす若者たちのゆったりとした映像から、ベトナム戦争の壮絶な描写へと移行する対比が鮮やか。
テーマ音楽の「カヴァティーナ」があまりに美しく、印象深い。まさに、心にしみる名画。
アカデミー賞作品賞、監督賞、助演男優賞、音響賞、編集賞受賞作品。
ベトナム戦争に投げ込まれた若者たちを描く映画「ディア・ハンター」。マイケル・チミノ監督による1978年公開作品。
街で暮らす若者たちのゆったりとした映像から、ベトナム戦争の壮絶な描写へと移行する対比が鮮やか。
テーマ音楽の「カヴァティーナ」があまりに美しく、印象深い。まさに、心にしみる名画。
アカデミー賞作品賞、監督賞、助演男優賞、音響賞、編集賞受賞作品。
「亜玖夢博士の経済入門」の続編。今回は脳科学をテーマとして、よりパワフルな展開になっている。
亜玖夢博士の元に訪れる奇妙な面々は、助手による実行部隊の暗躍もあり、突拍子もない状況に至る。
橘玲が放つ、怪走する異色のブラック・コメディ。
長編を得意とする作家が、肩の力を抜いて短編アンソロジーを書くと、意外に面白い作品ができる。例えば、東野圭吾の「名探偵の掟」がその好例である。
「マネーロンダリング」の橘玲による連作短編「亜玖夢博士の経済入門」も、たいへん面白い。新宿歌舞伎町裏にある亜玖夢博士の研究所に、多重債務者、ヤクの売人、マルチ商法、いじめの被害者など、様々な人物が相談に訪れる。該博な知識を元に、博士は解決法を提示する。それを忠実に実行すると…。
「行動経済学」「囚人のジレンマ」「ネットワーク社会学」など、経済学の知見を分かりやすく紹介しながら、独特のユーモアを含んだ奇抜なストーリーに仕上げた、ブラック・コメディの快作。
香港在住のコンサルタントを主人公に、50億円の金の所在をめぐり様々な人物が交錯する橘玲の小説「マネーロンダリング」。
該博な経済の情報を駆使して描く、金融サスペンスの傑作。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第17回は、「松陰、最期の言葉」。
松陰が幕府要人暗殺を取り調べのときに喋り、処刑になる。最後になぜか井伊直弼と対面するが、その会話の中身のなさに愕然とする。高橋英樹、伊勢谷友介といい役者が顔を合わせる場面なのに、この脚本はあんまり。演じている人々がかわいそうになってくる。
NHK土曜ドラマ「64」第2回は、「声」。14年前の幼女誘拐殺人事件の時効が迫る中、主人公三上は、当時関わった刑事たちの秘密にたどり着く。
硬質な演出と寸分の隙もないストーリーで、見る者を惹き付けてやまない重厚なドラマ。
交響曲第10番は、マーラーにより作曲された最後の曲として、特別な意味をもつ未完作品。晩年のグスタフ・マーラーと、妻アルマの葛藤を描いた映画「マーラー 君に捧げるアダージョ」では、この曲がマーラーの人生の象徴として繰り返し用いられている。
サウンドトラックでは、交響曲第10番全曲と、交響曲第5番 第4楽章、交響曲第4番 第3楽章、それにアルマが作曲した音楽が収められている。また、交響曲第10番のパート譜が収録されているのがユニーク。
マーラー 君に捧げるアダージョ オリジナルサウンドトラック
エサ=ペッカ・サロネン サントラ ニーナ・ベルテン
「シックス・センス」のM・ナイト・シャマラン監督による映画「ハプニング」。アメリカの街を襲う恐怖を描くサスペンス。不気味な緊迫感が漂う作品。
高嶋さち子によるヴァイオリンと、加羽沢美濃によるピアノのデュオによる13曲を収めたアルバム。ポピュラー、クラシック、ミュージカルと、様々なジャンルの曲を多彩にアレンジし、心地良く聴かせてくれる。
CHISA & MINO
加羽沢美濃 高嶋ちさ子
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