東京物語
小津安二郎監督の「東京物語」は、尾道から上京した老夫婦を通して家族を丁寧に描いた映画。
1953年に公開され、当時の尾道、東京の様子がモノクロで美しくとどめられている。
笠智衆の木訥で静かな中に人生の深みを感じさせる存在が素晴らしい。海を見ながら佇んでいるだけで、万感の思いが伝わってくる。
原節子の品のある華やかさは、映画の中でひときわ輝いている。2015年9月20日に逝去されたが、その魅力は映画の中で永遠に生き続ける。
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小津安二郎監督の「東京物語」は、尾道から上京した老夫婦を通して家族を丁寧に描いた映画。
1953年に公開され、当時の尾道、東京の様子がモノクロで美しくとどめられている。
笠智衆の木訥で静かな中に人生の深みを感じさせる存在が素晴らしい。海を見ながら佇んでいるだけで、万感の思いが伝わってくる。
原節子の品のある華やかさは、映画の中でひときわ輝いている。2015年9月20日に逝去されたが、その魅力は映画の中で永遠に生き続ける。
TBS「下町ロケット」第7話。町工場佃製作所は新型人工弁の開発に着手するが、思うようにはかどらない。立ちはだかる多くの壁に挫折を感じたスタッフは、心臓病の子どもたちが治療を受ける病院を訪れる。
ものづくりの原点を熱く描き、明日への希望を与えてくれる優れたドラマ。
下町ロケット2 ガウディ計画
池井戸 潤
ねこふんじゃったは、世界中の子どもたちが知っているピアノ曲。しかし、作曲者は不詳である。
フィンランドでは「猫のポルカ」、ドイツでは「ノミのワルツ」、フランスでは「カツレツ」、アメリカでは「チョップスティックス」など、ネーミングは実に様々である。どのように広まったかも知られていない。
そんな、謎に包まれた「ねこふんじゃった」の多様な音源を集めたCD。バリエーション豊かな曲の数々は、聴き手を楽しい気分にさせてくれる。
ねこふんじゃったの謎
林光 童謡・唱歌 天地りつこ ひばり児童合唱団
クレヨンしんちゃんの劇場版第11作「嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード」。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」で、富岡製糸場から前橋まで3人の女の子が主人公に会いに来るシーンで、この映画を思い出した。「こんにちは」といって登場するのはよいのだが、富岡製糸場から前橋までは25km以上ある。馬車でいける身分でもなく、鉄道もまだ開通していない時代、徒歩では5時間以上かかる。往復10時間。すごいなあ。
「嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード」では、しんちゃんがいつの間にか自転車で箱根や熱海にいる。時間と空間を超越しているのだが、こちらはギャグまたギャグの楽しい作品で、そんなことは全く気にならない爽快さがある。しかし、一方は国民的番組NHK大河ドラマですぞ。
「花燃ゆ」でストレスがたまったら、この映画を見るのも一案。
高倉健主演の東映映画『昭和残任侠伝・死んで貰います』『網走番外地』『日本侠客伝昇り龍』 『望郷子守唄』からの音声と主題歌で構成された2枚組のCD。
健さんは声だけでも男前が光る。周囲の男優、女優の台詞まわしも素晴らしい。声による演技が堪能できる。
任侠(おとこ)の世界
高倉健
クラシック、ポピュラーなどから、ハートフルな音楽を集めたCD。穏やかな旋律の曲が、クラリネット、リコーダー、ピアノ、アカペラなど、柔らかい音色で奏でられる。ゆったりとしたひとときのBGMに。
しあわせカフェ~ハートフル・クラシック~
オムニバス
バックハウスが弾くピアノによる、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番・第2番のCDを聴く。イッセルシュテット指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による1958年の演奏。
ベートーヴェンがまだ耳が聞こえなくなる前に作られた曲で、明るい旋律に満ちている。バックハウスによる演奏は、風格と抒情を合わせ持った味わい深い趣きがある。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲1
バックハウス(ヴィルヘルム)
TBS「下町ロケット」第6話。後半は、町工場佃製作所が医療機器の開発に挑む。
ライバル社のプレッシャー、採算性の壁、リスクの高さなど、多くのハードルをプライドと熱意で乗り越えられるかが見物。
例によって、個性的なキャラクターが次々と登場し、扱う内容はハイテクであるが、時代劇的な分かりやすさがある。
技術者の熱いハートが感動を呼ぶ、テクノ・エンターテイメント。
下町ロケット2 ガウディ計画
池井戸 潤
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第47回は、「姉妹の約束」。
優香は楫取素彦の妻、寿をしっとりと演じて最後をしめくくった。
単身アメリカに渡り、日本の生糸輸出に貢献した新井領一郎の話をもう少し見たいと思った。
柳家喬太郎、林家彦いち、三遊亭白鳥、春風亭昇太の4名が新作落語を繰り広げるSWA。2011年のライブでは、お互いが、他者の作った落語を話すという趣向。
柳家喬太郎は、三遊亭白鳥作の「任侠流山動物園」に挑む。噺に文句をつけながら独自のノリで演じきっている点はさすが。最後の「火打石」は、春風亭昇太の語りで、柳家喬太郎の作品をしんみりと結ぶ。
落語界の新たな風を感じる充実したCD。
SWAのCD 2011
SWA(林家彦いち 三遊亭白鳥 春風亭昇太 柳家喬太郎)
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