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果しなき流れの果に

 奈良の遺跡の奥から、永遠に砂の流れ続ける砂時計が出土される。関係者は、それぞれ数奇な運命をたどることになる。
 時空を越えて壮大なスケールで描かれる小松左京の長編小説。1965年に執筆されたことに驚きを感じる。そのイマジネーションの豊かさには圧倒される。読後感も素晴らしい余韻が残る。
 日本におけるSFの金字塔。 

果しなき流れの果に (ハルキ文庫)
小松 左京

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