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JavaScript「超」入門

 豊富な具体例で学べるJavaScript入門書。「Web上でこんなことをしてみたい」という部分から入る動機付けがよい。
 オールカラーで図も多く、見やすく分かりやすいレイアウトも好感が持てる。
 自ら試行錯誤をして身につけるための最初のステップを与えてくれる良書。

確かな力が身につくJavaScript「超」入門 第2版

シャドウ

 道尾秀介の推理小説「シャドウ」。小学5年生の凰介は母を亡くした後、次々と奇異な出来事にみまわれる。
 人々の精神をモチーフに、少ない登場人物で緊密な物語が紡がれる。
 この人の作品は読み始めると止まらない。やはり1日で一気に読み終えてしまった。
 張り巡らされた伏線とその回収が心地よいミステリー。

シャドウ (創元推理文庫)

和魂洋才~カバー・ポップス・コレクション~

 1950年代後半から1970年代の洋楽ポップスを日本のアーティストがカヴァーしたアルバム「和魂洋才」。
 「マイ・ラブ」岩崎宏美、「スカレード」弘田三枝子、「パリのめぐり逢い」いしだあゆみ、「シャル・ウイ・ダンス?」大貫妙子など、名曲をもとに独自の世界を作り上げている。そのヴァラエティが楽しい。
 「スターダスト」美空ひばりは、原信夫とシャープ&フラッツの演奏とあいまって素晴らしい。
 名曲に新たな輝きを与える珠玉のアルバム。

和魂洋才~カバー・ポップス・コレクション~

コンフィデンスマンJP プリンセス編

 大物を相手に様々な手段で詐欺をはたらく人々を描いた「コンフィデンスマンJP」の劇場版第2作「プリンセス編」。世界有数の大富豪レイモンド・フウの遺産を得るため、フウ家に入り込む面々を描く。
 今回も長澤まさみが実に生き生きとしている。物語の鍵となる内気な少女コックリを関水渚が好演している。
 個性豊かな俳優が競演しており楽しめるが、その中のおひとり竹内結子さんにとっては、残念なことにこの作品が遺作となってしまった。
 ゴージャスな舞台で繰り広げられるコンゲームに時を忘れて見入ることができるエンターテイメント・ムービー。 

コンフィデンスマンJP プリンセス編

いしだあゆみ アワー・コネクション

 いしだあゆみ&ティンパン・アレイ・ファミリーは、細野晴臣、矢野顕子、吉田美奈子、山下達郎など豪華なメンバーが関わったCD。
 シティ・ポップス風の曲で、バックの演奏が素晴らしい。特に冒頭「私自身」のエッジの効いた演奏に新鮮さを覚える。
 歴史に埋もれた名アルバム。

いしだあゆみ&ティンパン・アレイ・ファミリー 歴史的名盤

バンド・ワゴン

 舞台を作り上げようとする人々の奮闘を描いたアメリカのミュージカル映画「バンド・ワゴン」。フレッド・アステア、シド・チャリシー主演のヴィンセント・ミネリ監督作品。
 1953年公開の映画だが、数々のミュージカル・ナンバーと踊りに彩られ実に楽しめる。当時の映画界の熱気と勢いを感じさせるまさにザッツ・エンターテイメント。

バンド・ワゴン [Blu-ray]

NOW BEST

 「伝説のチャンピオン」「好きにならずにいられない」「コーリング・ユー」「ゴー・ウエスト」「ドゥビ・ドゥビ」「サンバ・デ・ジャネイロ」など、洋楽のヒット曲を集めたCD。
 どの曲も懐かしさと新鮮さをもっており、自然とその世界にひきこまれる。

NOW BEST

志の輔 みどりの窓口 しじみ売り

 志の輔の落語「みどりの窓口」は、何度聴いても面白い。みどりの窓口に訪れる人々の描写が秀逸で、笑いと共にサービス業の悲哀を感じさせる。
 「しじみ売り」は澄んだ冷気の中でしんみりと語られる場の雰囲気が巧みに醸され、味わいがある人情噺。

志の輔らくごのごらく(3)「みどりの窓口」「しじみ売り」―「朝日名人会」ライヴシリーズ31

『セッション』オリジナル・サウンドトラック

 映画「セッション」で繰り広げられた音楽を収めたオリジナル・サウンドトラック。映画での熱い音楽シーンがよみがえる。やはり「Caravan」は絶品。

『セッション』オリジナル・サウンドトラック

セッション

 名門音楽学校での、若きドラマーと教師との確執を描くデイミアン・チャゼル監督の映画「セッション」。鬼気迫る特訓と、魂のこもったドラミングに心が震える。
 2015年アカデミー賞において助演男優賞(J・K・シモンズ)・編集賞・録音賞の三冠をなした作品。

セッション(字幕版)

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