草原の風(下)

 後漢の始祖、光武帝を描く宮城谷昌光の小説「草原の風」。下巻では、天下統一のうねりが、真の叡智をもった人物によってなされる様が鮮やかに活写される。
 吹き抜ける風のように爽やかな気を与えてくれる歴史ロマン。

草原の風(下) (中公文庫)

草原の風(中)

 王莽の政治は混迷を極め、各地で反乱が勃発する。劉秀、後の光武帝は兄と共に決起し、戦いを重ねていく。
 後漢王朝の始祖、光武帝を描く宮城谷昌光の小説「草原の風」。中巻では、劉秀の叡智に惹かれて多くの人々が集まってくる様が、戦国のダイナミズムの中で情感豊に描写される。

草原の風(中) (中公文庫)
宮城谷 昌光

草原の風(上)

 後漢王朝を打ち立てた光武帝の生涯を描く、宮城谷昌光の小説「草原の風」。上巻では、若き日の光武帝・劉秀の学ぶ姿と、後に関わる人々との出会いが活き活きと描写されている。

草原の風(上) (中公文庫)
宮城谷 昌光

香乱記 4

 燎原の火の如く中国全土に広がった戦は、国土と人心を荒廃させた。斉の国も奔流にのまれ、蹂躙されていく。この混乱の中で、義を貫き、不撓不屈の精神を示した武将田横の生き様が鮮やかに描かれる。
 清澄な境地へと読者を導く最終巻。

香乱記〈4〉 (新潮文庫)
宮城谷 昌光

香乱記 3

 中国の統一をはたした秦も、苛烈な政治への反発が全土に広がり、終焉を迎える。名将が綺羅星のごとく生まれ、武力と智力の限りを尽くした戦が繰り広げられる。歴史の変わり目を怒濤の勢いで活写する第三巻。

香乱記〈3〉 (新潮文庫)
宮城谷 昌光

香乱記 2

 秦の末期、陳勝・呉広が反乱を起こし、その波は中国全土に拡大する。項羽・劉邦も頭角を現す。大きなうねりを記す第二巻。

香乱記〈2〉 (新潮文庫)
宮城谷 昌光

香乱記 1

 秦の始皇帝の圧政下、人々は苦しみ、反乱の胎動が中国全土で起こり始めた。斉王の末裔である田横は、様々な試練に合い、故郷斉の地を後にして幾多の人々と運命の出会いをする。
 項羽・劉邦の争いを主軸とした動乱の中で、信義を貫いた武人の姿を描く歴史大作。波乱に満ちた第一巻。

香乱記〈1〉 (新潮文庫)
宮城谷 昌光

管仲

 「管鮑の交わり」-互いに尊敬しあい、理解しあう理想的な交友を示す故事成語だが、宮城谷昌光の小説「管仲」は、この語の元となった管仲と鮑淑の友情を2人の若き日から描いている。幾多の悲運に出会う管仲と、管仲を尊敬し、陰に陽に支える鮑淑の姿を軸として、人としてのあり方、政のあり方が様々な形で示される。
 大小の国々が複雑な利害関係を持ち、治乱興亡を繰り返す中国の春秋時代を舞台に展開される、鋭い人間洞察が全編を貫く物語。

管仲 上 (文春文庫)

管仲 下 (文春文庫)

楽毅 4

 宮城谷昌光の小説は、話が進むにつれて深みが増していく。

 「楽毅」は2200年以上前の話であり、資料も少ないであろうに、そこに描かれる人々は実に生き生きとしている。ことに主人公は、まるで筆者に乗り移ったかのように語り、行動する。幾多の戦や遍歴を辿る中で、その精神は研ぎ澄まされ、戦略は神妙さを増していく。
 主人公の精神の在りようが深まりを持ち、それを基にしているがゆえに、弱小国が大国を窮地に陥れる神業ともいえる戦に合点がいくのである。
 苛烈な世に、「楽毅」はひときわ光輝を放つ生き様を示している。今の世でもひとつの指針となりえる名著。 

楽毅(四) (新潮文庫)
宮城谷昌光

楽毅 3

 滅び行く小国を必死で支える楽毅の姿には、深い感動をおぼえる。
 「隗より始めよ」で知られる燕の郭隗との邂逅、国の興亡、趙の変事など、多くの転機が描かれる第三巻。

楽毅(三) (新潮文庫)
宮城谷昌光

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