三木たかし追悼盤 ル・クラシック~時の流れに身をまかせ
「時の流れに身をまかせ」「津軽海峡冬景色」「つぐない」「心の瞳」など、三木たかしの曲をストリングスとピアノで奏でたアルバム。インストゥルメンタルにより、メロディの美しさが際立つ。
2009年5月20日、三木たかしの告別式で流され、希代のヒットメーカーの死を惜しみ、作品の美しさに皆が涙したという。
三木たかし追悼盤 ル・クラシック~時の流れに身をまかせ
加藤高志グループ インストゥルメンタル 
「時の流れに身をまかせ」「津軽海峡冬景色」「つぐない」「心の瞳」など、三木たかしの曲をストリングスとピアノで奏でたアルバム。インストゥルメンタルにより、メロディの美しさが際立つ。
2009年5月20日、三木たかしの告別式で流され、希代のヒットメーカーの死を惜しみ、作品の美しさに皆が涙したという。
三木たかし追悼盤 ル・クラシック~時の流れに身をまかせ
加藤高志グループ インストゥルメンタル 
ジョージ・ウィンストンが、ニューオーリンズへ想いを寄せた、ハリケーン「カトリーナ」復興のためのチャリティ・アルバム。南部のスィング感をもちつつ、叙情をこめたピアノは味わいがある。特に、"When The Saints Go Marching In"(聖者が街にやってくる)は、震えがくるほどすごい演奏。
ガルフ・コースト・ブルース・アンド・インプレッションズ~ハリケーン・ベネフィット
ジョージ・ウィンストン 
ワシントン・シンフォニック・ブラスによる、吹奏楽のCDを聴く。オルフ「カルミナ・ブラーナ」、ベルリオーズ「断頭台への行進」、ビゼー「ハバネラ&闘牛士の歌」、プッチーニ「冷たい手を」「誰も寝てはならぬ」、エルガー「エニグマ変奏曲より」、サン=サーンス「交響曲第3番フィナーレ」が収められている。
「カルミナ・ブラーナ」は、大曲であるが、主だった歌がセレクトされ奏されている。ブラスで旋律が浮き上がり、楽しめる。もっとも、歌がないとフヌケたように聞こえる曲もあるが、それはご愛敬。
ベルリオーズ、ビゼー、サン=サーンスの名曲が、きらびやかなブラスの響きで堪能できる。
オルフ:カルミナ・ブラーナ セレクション
ワシントン・シンフォニック・ブラス 
山崎豊子の短編「船場狂い」を、安奈淳が朗読したCDを聴く。戦前、伝統と格式のある商家が軒を連ねた大阪・船場。その富商にあこがれ、一員となることに執念を燃やす女の一代記を、安奈淳が力強く語る。たくましい女性の生き様を通じ、商家の賑わい、時代の雰囲気、時の移ろいが見事に凝縮された短編。
ロアルド・ダールの奇妙な味わいの短編小説を映像化したテレビ・シリーズ「予期せぬ出来事」。DVD第1集には、代表作、「南からきた男」を含む9話が収録されている。ブラックな趣きに、そこはかとないユーモアをからめた絶妙のテイストで日常に潜む狂気を描く作品集。
予期せぬ出来事 3枚組BOX [DVD]
ロアルド・ダール 
NHK大河ドラマ「龍馬伝」第8回は、「弥太郎の涙」。香川照之演じる弥太郎が、父のために江戸からボロボロになって戻る。ひたすら小汚い役に徹し、潔ささえ感じる。田中泯演じる吉田東洋の存在感がまた凄い。ダークなキャラと対照をなし、福山龍馬の明度と清涼感は自ずと高くなる。どのキャラクターも際立ち、ドラマの陰影をくっきりとさせている。
ブッシュ政権における、アメリカ同時多発テロの対応と、イラク戦争を批判したマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画「華氏911」。実際に起った映像による説得力がすごい。
華氏 911 [DVD]
マイケル・ムーア 
「ウィスキーが、お好きでしょ」「こんこん昆布つゆ」「人生デ★ラックス」など、CMで使われた歌の数々がフルバージョンで収録されている。雰囲気のある曲、元気で勢いのある曲が多く、BGMにも良い。任天堂のゲーム「ピクミン」の「愛のうた」は、妙に印象に残る曲。
芥川隆行が野村胡堂の「銭形平次捕物控」より、「刑場の花嫁」を朗読したCDを聴く。話は単純だが、江戸の情緒や人情が細やかに表現され、味わいがある。
大野雄二のアレンジによる、華麗なジャズの世界。
”M.A.S.H.Theme”、”Sweet memories”、”Dark eyes”などの名曲が、スリリングでスタイリッシュ、ムーディに奏されるゴージャスなアルバム。
Y.O. Connection
大野雄二 
高校初任者研修の数学科の先生方11人から、花束をいただく。年間25回の初任者研修の最終日であり、お世話になったという気持ちを込めて渡していただいた。誠にありがたい。11名の先生方とは、数学の教科担当として、年間8回の研修でご一緒した。また、それぞれの先生の授業も高校に行って拝見した。皆、生徒としっかり向き合い、練った授業を行っており、将来有望な先生方ばかりだ。
花束の他に、自分と、研修を受けた11名の名前が記された酒もいただいた。心遣いに感謝している。
花束を持っているのを、上司から見られ、それは何だいと尋ねられたので、担当した初任者からいただいたと話すと、
「指導主事冥利に尽きるね。」
とおっしゃった。本当にそのとおりだと思う。
向田邦子の最後の作品集「男どき女どき」に収録された「鮒」「嘘つき卵」を、黒柳徹子が朗読したCDを聴く。「鮒」は、かつての愛人が家庭においていった鮒をめぐり、男の揺れる心を表現した作品。「嘘つき卵」は、なかなか子どもができない妻の心情を巧みに掬い上げた筆者最後の短編。いずれも、寸分の隙もなく構成された見事な作品。黒柳徹子が、敬愛してやまなかった向田邦子に手向けるように、しっとりと語り、余韻が残る。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」第7回は、「遙かなるヌーヨーカ」。龍馬と河田小龍との出会い、父親との別れが描かれている。児玉清の暖かみを軸として、よき家庭の雰囲気が出ていた。病気で体を横たえた龍馬の父と河田小龍との会話が静かな居住まいの中で交わされ、いい絵になっていた。
攘夷にのめり込む武市半平太の暗い熱情、パワフルにあがく岩崎弥太郎など、キャラクターの輝度を高め、メリハリのある群像劇となっている。脚本家の力量がいかに重要であるかを今回も強く感じさせられた。
アメリカのジャズ界を代表するトランペッター、ウィントン・マルサリスと、ポピュラー・ミュージックのオーソリティ、ウィリー・ネルソンが夢の共演を果たした記念碑的CD。「スターダスト」「ジョージア・アン・マイ・マインド」などの魅力的なナンバーによる、ホットな演奏が繰り広げられる。
スターダスト
ウィントン・マルサリス 
映画クレヨンしんちゃんの、原恵一の第1回監督作品。その後の原監督映画のエッセンスが詰まっていて、素直に楽しめる。
「現代片桐概論」「読書対決」など、知性溢れる笑いを提供する「ラーメンズ」の初期コントが収録されたDVD。文学的雰囲気を醸す独特の雰囲気に魅せられ、家族が一気にファンになる。
芥川隆行が朗読する「西部戦線異状なし」のCDを聴く。第一次大戦の志願兵の日常をリアルに描いた小説を基にしている。芥川隆行の抑えた語りが、独特の叙情と寂寥感を生んでいる。
「木蓮の花許りなる空を瞻る」
絵描きが逗留した温泉場での情景や、不思議な女性「那美」との出会いを通し、芸術論が語られる夏目漱石の小説「草枕」。漢語調の韻律のうちに、懇々と溢れ出る豊富な語彙に圧せられる。古今東西の文化を語る豊穣な文章と、軽妙でユーモラスな会話が対照的で、様々な心持ちにさせてくれる。
ことに、情景描写が素晴しく、文が心に沁みる。絵画的趣きに満ちた名作。
宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」を熊倉一雄が朗読したCDを聴く。熊倉の生き生きとした朗読で、賢治の世界が豊かに広がる。
NHK大河ドラマ第6回は、「松陰はどこだ?」。下田で黒船に乗り込もうとする吉田松陰と、龍馬の出会いを描く。松陰を、生瀬勝久が実に熱っぽく演じる。黒船を前に、いてもたってもいられず、何かをしなければならないという思いがひしひしと伝わる。この純粋な思いが、今の日本にももっと必要だと感じる。福田靖の脚本は、メッセージがストレートなだけに、心に響く。
群馬県総合教育センターで、「ぐんま教育フェスタ」が開催される。長期研修員による展示発表を中心に、特別研修員研究成果概要展示や、そば打ち体験、科学の実験・体験などの参加型コーナーなどが設けられた。長期研修員の熱のこもった発表には、多くの人が関心を示していた。
また、学級の状態を定量的に計るQ-Uを開発した河村茂雄氏を講師に特別講演会が行われた。400人を収容する会場は満席となり、河村氏の熱意とユーモアに溢れる講演に聴き入った。
会場を出る人々の表情が、皆明るいように感じられた。
カラヤン指揮、ワイセンベルクのピアノによるチャイコフスキーピアノ協奏曲第1番とラフマニノフピアノ協奏曲第2番がカップリングされたCDを聴く。
チャイコフスキーはパリ管弦楽団の演奏。管の響きが素晴しく、第2楽章の音色の美しさは格別。ラフマニノフはベルリン・フィルで、悠然とした心地よい演奏。
チャイコフスキー&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲集
ワイセンベルク(アレクシス) 
ディズニー・アニメ「マダガスカル2」は、前作を凌ぐパワーと面白さ。ライオンのアレックスなど、前作のキャラクターたちが、アフリカの大地でより生き生きとそれぞれの魅力を振りまく。作り手も楽しんでいる雰囲気が伝わるポップなファミリームービー。
500冊以上の「勉強本」を検討した上で、ベストの勉強法を簡潔に提示した本。茂木健一郎、勝間和代などの著作を、「使えない」とザックザックと切っていく。そのざっくりとした語り口にひかれ、つい最後まで読んでしまう。
結局、導き出される結論は、けっこうシンプルなものばかりなのだが。勉強とは、そういうものかも知れない。
なお、ここでの「勉強」は、資格取得など、短期間に成果を出さなければならない「勉強」。本をじっくり味わう、行間を読むといったこととは無縁の話である。
古今亭志ん朝の落語「井戸の茶碗」「今戸の狐」を聴く。元々、たいへん良くできた噺であるが、志ん朝の計算され尽くした語りによって、完成度の高い落語になっている。
落語名人会(17)
古今亭志ん朝 
ブルーノ・ワルター式、コロンビア交響楽団によるハイドン交響曲第88番「V字」、第100番「軍隊」のCDを聴く。ワルターの暖かみのある指揮が、ハイドンの優雅な調べを味わい深いものにしている。特に、交響曲第88番第2楽章のラルゴには、その美質がよく表れている。
ハイドン/交響曲第88番「V字」&第100番「軍隊」
コロンビア交響楽団 
NHK大河ドラマ「龍馬伝」第5回は、「黒船と剣」。黒船を間近に見た龍馬と桂小五郎は圧倒され、呆然となる。
土佐では、近藤正臣演じる山内豊信と、田中泯演じる吉田東洋が登場する。やたら重々しい雰囲気で、龍馬のまわりと対照をなしている。
黒船ショックを勢いある演出で表現し、志士の時代の幕開けをくっきりと描き出していた。
女声ア・カペラ・グループ、アンサンブル・プラネタによる8枚目のCDは、「蘇州夜曲」「さくらさくら」「とうりゃんせ」など、よく親しまれた日本の叙情歌集。
繊細な歌声が、それぞれ独立した楽器のように旋律を綾なし、広がっていく。
西洋音楽の手法も取り入れた新鮮なアレンジにより、様々なアンサンブルが織りなされるが、旋律の美しさが心にしみ、日本に生まれてよかったと実感させてくれる。
一つ一つの曲が宝石のような輝きを放つアルバム。
決定盤!!ア・カペラ - 日本の叙情歌
アンサンブル・プラネタ 
バーンスタインとベルリン・フィルの一期一会の演奏。精緻さと情熱がせめぎ合い、緊張感に満ちた、独特の雰囲気を持つ。
最終楽章のアダージョは、その情熱も、せめぎ合いも、ドラマティックな展開も、あらゆるものを昇華させ、この上なく美しい。
マーラー : 交響曲第9番 バーンスタイン
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
航空に関わる人々の姿を描いた矢口史靖監督の映画「ハッピーフライト」。
「大空港」や「エアポート」シリーズなど、海外ではフライトを扱った映画は多い。「ハッピーフライト」も、ひとつのフライトを基にした群像劇であるが、乗客、操縦士、フライト・アテンダント以外にも、多くの人々が登場する。綿密なリサーチと、全日本空輸 (ANA) の全面的な協力のもとに制作されており、整備士、管制官、オペレーションコントロールセンター、バードパトロールなど、様々な部署の人々の動きが描かれる。ひとつのフライトにこれほどの人々が関わっているのかと改めて驚かされる。コミカルな中にプロの矜持を描く矢口監督の手腕はさすがである。
フランク・シナトラの主題歌「カム・フライ・ウィズ・ミー」 の伸びやかで貫禄ある歌唱が印象に残る。アン・ハッピーな状況をたくさん盛り込みながらも、観る者をハッピーな気持ちにさせる快作。
江戸川乱歩の短編小説「人間椅子」「押絵と旅する男」を佐野史郎が朗読したCDを聴く。ゆっくりと、ぽつりぽつりと語る佐野史郎の口調が、乱歩の綴る奇怪な世界をじっくりと伝える。やや狂気を帯びた場面の描写などは、この読み手でなければこれほどうまく表現できないのではないか。
非現実でありながらも、心に迫る乱歩の文章の巧みさに改めて感嘆する。
人間椅子/押絵と旅する男 (新潮CD)
佐野 史郎
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