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第48回群馬県高等学校ギター・マンドリンコンクール

Oizumi_bunka01

 2018年2月11日に行われた群馬県高等学校ギター・マンドリンコンクールを聴きに大泉町文化むらに行く。県内7校が参加し、全国大会出場を競った。
 どれもレベルが高い演奏であったが、前橋女子高校が交響組曲「日本スケッチ」第4楽章で最優秀賞に輝いた。抒情的な部分がよく表現され、最後は炎のような演奏で締めくくり納得の1位であった。
 第2位は久保田孝作曲の舞踏風組曲第3番を演奏した高崎高校。厳しい練習の積み重ねで実力を高めていることがうかがえた。力強い演奏で、トリを飾るにふさわしい音楽であった。
 館林女子高校と高崎女子高校が共に久保田田孝作曲の舞踏風組曲第2番を演奏。結果的には館林女子高校が3位となったが、個人的には高崎女子高校の演奏が気に入っていた。天女の羽衣がふわりとかかるような繊細な表現もあり、微妙なニュアンスが良く表出されていた。館林女子高校の演奏はやや荒削りで必死な感じが伝わってきたのだが、それを洗練した形にしたのが高崎女子高校の演奏という印象を受けた。しかし、審査員の評価では高崎女子高校が館林女子高校を越えなかったのは、久保田孝の曲の特質や実相に館林女子高校の演奏がより迫っていたからであろうか。
 結果発表までの間に Marionetto による賛助演奏が行われた。湯淺隆、吉田剛士両氏によるアコースティック・ユニット。ポルトガルギターを弦楽器と打楽器両方の役割をもたせて自在に奏する様がかっこよかった。ギリシャの小さい弦楽器で演奏する「日曜はダメよ」が高校生にもたいへんうけていた。やはりプロの演奏は素晴らしい。高校生にも良い刺激になったことであろう。
 帰り道の車の中で、長男が会場で買ったMarionetto のCDを聴く。群馬の山並みをオレンジ色に染める夕景に音楽がよく合っていた。

ぽるとがる幻想
マリオネット
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