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AI vs. 教科書が読めない子どもたち

 著者は、2011年より人工知能が大学入試問題に挑戦するプロジェクト「ロボットは東大に入れるか」を立ち上げる。通称「東ロボ」君は、膨大なデータと自然言語処理のプロセスを駆使して、偏差値を上げていく。しかし、そこには「読解力」と「常識」の壁がたちはだかった。
 人工知能の可能性と限界を、入試問題を解かせる過程で明らかにしていく。その経緯もたいへん興味深いが、プロジェクトが導いた現代の教育への提言は切実である。
 AIと共存しなければならない今後の社会における教育に多くの示唆を与える、明快で刺激的な書。

【2019年ビジネス書大賞 大賞】AI vs. 教科書が読めない子どもたち

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