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ノイマン・ゲーデル・チューリング

 二十世紀を代表する三人の天才フォン・ノイマン、クルト・ゲーデル、アラン・チューリングの三人について、代表的な講演・論文とその生涯・思想について触れた書。ノイマンの講演「数学者」、ゲーデルの講演「数学基礎論における幾つかの基本的定理とその帰結」、ノイマンの論文「計算機と知性」の全訳が各章の冒頭に記されている。
 三名の言葉もそれぞれ独特の個性を表出しているが、偉業を成し遂げたその生涯も実に興味深い。特に、結婚にまつわるエピソードが人生を象徴している感がある。各人の最期の姿には、天才の栄光と苦悩が凝縮されている。
 コンピュータや論理学の礎を築いた天才たちの息吹にふれることができる著。

ノイマン・ゲーデル・チューリング (筑摩選書)
高橋昌一郎

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