フルトヴェングラーと巨匠たち
ドイツで1954年に制作されたドキュメンタリー映画。ベルリン・フィルの歴史をたどったもの。ブルーノ・ワルターやオイゲン・ヨッフム、セルジュ・チェリビダッケなどの指揮する姿が見られ、思わず見入ってしまった。
フルトヴェングラーがシューベルトの「未完成交響曲」を練習する風景や、「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」を指揮する場面にはさすがに風格を感じさせられた。それにしても、なんと自然で温かみのある音楽なんだろう。現代の、鋭さが強調された演奏より親しみを感じる。
コメント