ユナイテッド93
ニューヨークの世界貿易センタービルに2機の航空機が直撃した2001年9月11日、アメリカの同時多発テロでハイジャックされた4機のうち、1機だけが”ターゲット”に到着しなかった。ユナイテッド航空93便である。
ポール・グリーングラス監督の「ユナイテッド93」は、この機をめぐる人々を描いた作品。ドキュメンタリータッチであり、航空管制官など事件当時実際にその職務に携わった人々も参加し、圧倒的なリアリティを持っている。最初から最後までずっとスクリーンに引き込まれた。
特に、ハイジャックされた機内での緊迫感は、どんなパニック映画をも凌駕する。事実を基にした重みをずしりと感じる。
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