ドラマ のだめカンタービレ
二ノ宮知子原作のコミック、「のだめカンタービレ」がフジテレビ系列で放映された。
上野樹里は、のだめの雰囲気をよく出しており、台詞も原作に忠実であった。個性的な俳優が多く、アップテンポの演出で楽しめたが、特におちこぼれ教師を演じる西村雅彦は味があった。シュトレーゼマンの竹中直人は意外だったが、彼の役者魂がこれからどのように披瀝されるのか、興味津々。
音楽が加わることで、原作の世界が大きく広がった。オープニングのベートーヴェン交響曲第7番から引き込まれる。悲愴や二台のビアノのためのソナタなど、原作に沿った形で演奏され、これも大いに楽しめた。
クラシックの魅力に溢れ、芸達者な俳優陣と巧妙な演出、優れた原作に支えられ、目の離せないドラマとなりそうだ。
のだめカンタービレ(1)
二ノ宮 知子
コメント