ドラマ のだめカンタービレ 4
ドラマ「のだめカンタービレ」の第4話は、原作第3巻のSオケの初コンサートまでを軸に、人気のある第2巻のコタツのエピソードを交えて描かれていた。原作では、Sオケが演奏するのはベートーベンの交響曲第3番《英雄》であったが、ドラマではオープニングのテーマ曲であるベートーヴェンの交響曲第7番が用いられた。
原作の「プリごろ太」もきちんとアニメとして作られ、スタッフの意気込みを感じる。のだめがピアノで弾く7番が素晴らしい。そして、クライマックスのコンサートも、表題のない交響曲第7番でみごとに盛り上がる。
音楽の素晴らしさをストレートに伝える心が、このドラマを支えている。
原作の第4巻は、今回のドラマとは関連がないが、長野での音楽祭のエピソードなど後の伏線を予感させる。番外編のピアノの先生の話も好掌編。
のだめカンタービレ (4)
二ノ宮 知子
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