風林火山 29
「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」
上田原の合戦で、甘利虎泰(竜雷太)、板垣信方(千葉真一) の両雄を失った武田晴信は、自らを責め、悲嘆にくれる。武田の敗戦により、各地で武田に反旗を翻す動きが広がる。それら反武田の勢力を結集した小笠原長時、高遠頼継らと、武田軍は塩尻峠で対峙する。
生前の板垣信方の頼みにより、晴信が揮毫した諏訪大明神の旗の基に諏訪衆が帰参し、塩尻での合戦は勝利を収め、武田は領地と自信を取り戻す。
板垣が死してなお、その遺志が武田を再生させるという美談。三国志の、「死せる孔明、生ける仲達を走らす」を思い起こさせる回であった。
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