ダイ・ハード4.0
ブルース・ウィリス演じるアクション大作「ダイ・ハード4.0」は、前作から12年ぶりに制作された。今回は、サイバー・テロを主軸に据えたストーリー。アナログ的な主人公が一個の肉体と機知を駆使して、アメリカ全土を機能麻痺に陥れるハッカー集団に立ち向かう、ノン・ストップアクション。
第1作の公開から20年近くたち、ブルース・ウィルスも渋みが増した。その表情や台詞の魅力がこの作品を支えている。スケールが大きくなり、アクションはますます派手になっているが、脚本の完成度の高さや緊迫感は第1作には及ばない気がした。まあ理屈ではなく、楽しめればよい映画なのだろうが。それにしても、アメリカという国は、よくこれほどの映像を作り出すと感心する。
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