高崎哲学堂「ウェグナーに座ろう」
高崎哲学堂に家族で行く。高崎哲学堂は、市内の実業家であり地元の文化に多大な貢献をした井上房一郎(1893~1993年)氏の旧私邸。普段は開放されていないが、高崎デザイナーズアクト主催の企画展「ウェグナーに座ろう」が開催されていたので、中に入ることができた。
ハンス・J・ウェグナー(1914~2007年)は、デンマークの家具デザイナー。企画展では、邸宅の内外にある椅子に実際に座ることができた。見た目も美しいが、座ると実に心地よい。静かな環境音楽が流れており、いつまでも座っていたい気分になった。木の温もりに溢れた邸宅内も趣があり、ほんとうにくつろげる空間だった。
高崎哲学堂を出た後、隣にある高崎市美術館に行く。三沢厚彦氏による、木彫りの動物が多数展示されていた。ユーモラスな雰囲気がある動物たちに囲まれた空間を、子どもたちも楽しむ。壁に張り付いたヤモリなどの隠れキャラクターを探して喜んでいた。
台風一過で、高崎公園から眺望する観音山に沈む夕陽も美しい。やはり自然の造形は何にもまして心を和ませる。
様々なアートに触れることのできた快晴の日であった。
ハンス・ウェグナーの椅子100 (コロナ・ブックス)
織田 憲嗣 丸山 彰一 林 義夫
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