フルトヴェングラー ベートーヴェン交響曲第9番
歴史的な名演は数あるが、「この1枚」として、まず掲げたいのが、フルトヴェングラーの「第9」。1951年7月29日、第二次大戦後、初めてバイロイト音楽祭が再開された日の演奏のライヴ・レコーディング。
第1楽章の緊迫感と神秘、第2楽章と熱情と優美さの対比、第4楽章の壮大さ、気迫、魂をうつソロと合唱、どれも素晴しい。しかし、他の演奏と一線を画するのは第3楽章だ。なんという美しさ、深み。この第3楽章は何物にも代え難い。
人類の遺産とも言える、不朽の名演。
ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱つき》[バイロイトの第9/第2世代復刻]
フルトヴェングラー(ウィルヘルム)|ベートーヴェン|バイロイト祝祭管弦楽団 シュヴァルツコップ ヘンゲン
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