マーラー・プレイズ・マーラー
「マーラー・プレイズ・マーラー」は、1905年にマーラー自身が演奏したピアノの録音が聴けるCD。さすらう若者の歌から「朝の野べを歩けば」、子供の魔法の角笛から「緑の森を楽しく歩いた」、交響曲第4番より第4楽章、交響曲第5番より第1楽章が収められている。
ヴェルデ=ミニョン・システムというピアノ・ロールに録音したのであるが、微妙なタッチまで再現される技術には、驚嘆する。
どれも情感あふれる演奏だが、特に交響曲第5番の第1楽章の華麗な演奏が素晴しい。ピアノでオーケストラ並の立体的な表現がなされている。
ニューヨーク時代のマーラーにゆかりの人々の座談会の録音も収められている。
マーラーの息づかいを感じる、貴重なCD。
プレイズ・マーラー
マーラー(グスタフ) マーラー
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