中島敦 李陵 (新潮CD)
中島敦の小説「李陵」を、日下武史が朗読したCDを聴く。漢の武帝の時代、北方の匈奴と戦い、捕らえられた李陵を中心に、その行いを弁護して武帝の怒りにふれ宦官にされた司馬遷、北方の地で孤高を保つ蘇武の姿を描く名作。
その格調高い文が、日下武史の深みのある朗読でいっそう際だつ。その韻律にずっと浸っていたいと感じる。まさに、聞き惚れるとはこのことか。李陵、司馬遷の生き様に、普遍的な人間の価値を見る思いであった。
李陵 (新潮CD)
中島 敦
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中島敦の小説「李陵」を、日下武史が朗読したCDを聴く。漢の武帝の時代、北方の匈奴と戦い、捕らえられた李陵を中心に、その行いを弁護して武帝の怒りにふれ宦官にされた司馬遷、北方の地で孤高を保つ蘇武の姿を描く名作。
その格調高い文が、日下武史の深みのある朗読でいっそう際だつ。その韻律にずっと浸っていたいと感じる。まさに、聞き惚れるとはこのことか。李陵、司馬遷の生き様に、普遍的な人間の価値を見る思いであった。
李陵 (新潮CD)
中島 敦
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