« レヴァイン ホルスト:惑星 | メイン | 坂の上の雲 8 »

いせさきサイエンス講座

Isesaki_sci01  群馬県総合教育センターで行われた「いせさきサイエンス講座」に家族で参加する。一階のロビーには、地元の企業である明星電気の宇宙・防災関連の展示がなされていた。

Isesaki_sci02  金箔で覆われた四角い箱のようなものがあり、子どもが「針であけたような穴があいているのはなぜですか?」と質問すると、明星電気の方が気体の膨張で破損するのを防ぐためと親切に答えてくれた。一見、小学生の工作のように見える物体だが、小型衛星の試作模型であり、宇宙マニア垂涎の的であったようだ。

Isesaki_sci03  はやぶさの成功に寄与した蛍光X線分光装置も、実際に手にとって見ることができた。また、地震情報ネットワークシステムの展示では、手でセンサーを揺らし、システムが感知する様を体感することができた。

Isesaki_sci05  講堂での講演では、明星電気品質保証本部長の田口孝治氏が、「伊勢崎から宇宙へ!惑星探査の世界」として、はやぶさをはじめとした惑星探査の状況と使われている機器について簡潔明瞭な説明をされていた。

Isesaki_sci06  また、県立ぐんま天文台長の古在由秀氏が「小惑星を探る」として、小惑星の現在知られている姿を子どもにも分かりやすく説明してくれた。
 主催は伊勢崎市教育委員会で、司会はプロのアナウンサーをやとったかと思うほど見事な口上と発声であったが、実際は市教育委員会の松本指導係長さんであった。伊勢崎市の人材の豊富さを感じさせられた。

Isesaki_sci04  様々な技術が社会を支え、未来を開いていくことを伝えるイベントになっていた。子どもたちに本物の技術を伝える意義は大きいと実感する。
 

いせさきサイエンス講座

明星電気

コメント

はじめまして、某社を勝手に応援している零細株主でございます。

今や「○○電話の○○は何ですか?」と問えば、ホボ100%近い人が「携帯」と答える時代です。「固定電話」メーカが7年前に「息絶え絶え」状態になったのも当然のことです。そこで某社は茨城県の主力工場を売却して、全てを伊勢崎に集約しました。

アメダス、緊急地震速報用の地震計、ラジオゾンデ、宇宙観測機器など、競争力のあるニッチ製品に特化して、会社再建を図られてきました。広告宣伝費を切り詰めたため、「サイエンス講座」が開催されるまでは、地元の人も「ボタン電話」の会社だと思われていたのでしょう。

臥薪嘗胆で復活した某社が、再び世界に挑戦しようとしている(と私が期待している)のが「超小型衛星」です。あまりにもシンプルな構造から、「金紙を貼り付けたミカン箱」とか「小学生の工作」などの感想をいただいていますが↓を見れば、感じ方も違ってくると思います。

東京の人に「伊勢崎といえば○○○○?」と聞いても、「東武伊勢崎線」、「オートレース」以外の答えは返ってきません。しかし数年後には「超小型衛星イセサキ」が最多回答になるように頑張っていただきたいと願っています。

http://www.meisei.co.jp/special/kogata/

コメントを投稿

アクセスランキング

Ajax Amazon

  • Amazon.co.jpアソシエイト
  • UserLocal
  • Ajax Amazon
    with Ajax Amazon