四季 ローマ・トリオ
ヴィヴァルディ作曲「四季」をローマ・トリオがジャズ・アレンジしたCD。洗練された響きが広がる。特に、「冬」の演奏が印象に残る。
四季
ローマ・トリオ
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ヴィヴァルディ作曲「四季」をローマ・トリオがジャズ・アレンジしたCD。洗練された響きが広がる。特に、「冬」の演奏が印象に残る。
四季
ローマ・トリオ
開高健の小説「パニック」を、橋爪功が朗読したCD。原作は、野ネズミの大量発生と対峙する役人の姿を描いた開高健のデビュー作。自然の鮮烈な描写と行政に対するシニカルな表現が対比をなし、卓越した文体で人間のさがを浮き上がらせる。
橋爪功が人物を見事に語り分け、濃密な物語に奥行きを与えている。
パニック (新潮CD)
開高 健
東野圭吾の小説「白夜行」を堀北真希が主演した映画。 原作の雰囲気を大事にしているが、やはり長大な原作を描ききるには時間が足りなかった感が否めない。
船越英一郎、田中哲司などがいい味をだしているが、やはり子役が素晴らしい。
白夜行 [DVD]
深川栄洋
NHK大河ドラマ「平清盛」第1回は「ふたりの父」。中井貴一はじめ、役者がそれぞれ持ち味を発揮している。特に、伊東四朗演じる白河法皇の存在感がすごい。
人物造形をくっきりとし、またきれい事でない残酷なシーンもあり、制作する側が作りたいものを明確に持っているように感じる。視聴者にいたずらに媚びず、骨太なドラマにしようという姿勢は、昨年の大河があまりにひどかっただけに好感できる。
今後の勢いと、重厚な展開に期待したい。
志ん朝の落語「高田馬場」は、次々と繰り出されるマクラのネタと、気っぷのいい江戸っ子の語り口が魅力。ガマの油売りの口上はさすがの滑舌。
「甲府い」は、珍しく善人ばかりが登場する落語で、毒気はないが、志ん朝が真っ正面から取り組んでいるために、爽やかな味わいがある。
中村元の講演「ブッダの生涯」のCDを聴く。仏教の開祖の生涯をたどりつつ、転機となる出来事や教えを分かりやすく解説する。中村氏の人柄を偲ばせる優しい口調で語られるが、内容は明晰で、胸にしみいる深みがある。
ことに、仏教が寛容性と普遍性をそなえていることを語る最後の部分からは、内側からにじみ出る想いの強さが伝わってくる。
ブッダの生涯 (新潮CD 講演)
中村 元
時の狭間に落ち、歴史上の人物になった人々の心情を描く「The Time Walkers」シリーズの第1作は、天草四郎の物語。石田彰が天草四郎はじめ、一人で何役もこなし、朗読とは言え一人芝居の雰囲気があり、芸の達者さを感じさせる。
脚本も一作目とあって力が入っており、聴きごたえのある朗読CD。
豪華声優陣による戦国BASARA2のドラマCD「百花繚乱!小田原の役」。伊達政宗、真田幸村、豊臣秀吉などが小田原城を舞台にバトルを繰り広げる。竹中半兵衛、前田慶次がワン・ポイント。
いつもながら、声優さんは体力勝負だと思わせてくれるシリーズ。
戦国BASARA2~百花繚乱!小田原の役~ドラマCD
ドラマCD 中井和哉 保志総一朗 置鮎龍太郎 石田彰 森川智之 森田成一
人気声優、関智一が歌うCD「遊心~Mind Player~」。さばけた感じのヴァリエーション豊かな歌が聴ける。
チャン・イーモウ監督による映画「王妃の紋章」は、中国の五代十国時代を背景にした歴史劇。金をふんだんに使った絢爛豪華な映像と、壮大な戦闘シーンには目を見張る。
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