高崎高校 第63回 翠巒祭
高崎高校の文化祭、第63回翠巒祭が、2015年6月6日・7日に開催される。初日の朝方、校舎の前を通りかかると、まだアーチが完成していないようで仕上げの作業をしていた。スタッフの苦労の一端が伺えた。
12時開始のファンファーレとともに、大勢の人が校内に溢れる。
今年の巨大壁画は、アメリカのハワイ州にある平等院テンプルをモチーフとしている。京都ではなく、ハワイの平等院にしたのは、山に囲まれている様が観音山に抱かれた高崎高校と似ているためとのこと。
物理部の会場を訪れると、長男が熱心に来場者に説明をしていた。ヘロンの噴水について、原理を伝えているようであった。子どもたちも良く聴き入っていた。3年生の長男にとっては在校生として最後の文化祭となる。
今年は物理部員がだいぶ増えたようで、会場に活気があった。自作のゲームや、空気砲など、来場者も楽しんでいる様子がみられ、なによりだった。
レールガンの実験映像が流れていたが、まさしく物理的な内容で感心する。激しいため実演は危険なのかもしれないが、レールガンに限らず是非このような実験のデモンストレーションと解説を充実させてほしい。
アーチはなんとか完成されたようで、夢の世界に誘うような優美な姿で来客を迎えていた。
校舎内は大勢の人で溢れ、たいへんな活気を呈していた。模擬店のメニューも安くておいしく、人気がある。
ゴミの置き場を休憩所のそばに設けるなど、改善をしているようであった。ゴミ担当の高校生が明るい表情で活き活きと仕事をしている姿が印象的であった。
文化祭実行委員が運営する喫茶室は、凝った装飾に彩られた静かな空間になっており、落ち着ける。窓を飾る切り絵もセンスがあり、外の景色を映して爽やかな作品となっていた。
豊かな緑に囲まれた学舎で行われた活気溢れる文化祭は、高校生の充実した日々を思わせる。
生徒たちにとっても、訪れた人にとっても、良き思い出を残すことだろう。
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