« 2015年5月 | メイン | 2015年7月 »

低音王

 「低音王」は、ウッド・ベースのコンピレーションCD。ベースという、支える役と思われがちな楽器が、ソロやアンサンブルで前面に出ると、その表現力の豊かさに改めて驚かされる。深みのある響きの世界を堪能できるアルバム。

低音王
イバン・スザンコフ オムニバス
B00005F6KQ

夢がかなううた

 夢がかなうというコンセプトのもと、ポジティブな歌詞を持つ楽曲を集めた2枚組のCD。
 有名なアーティストであるが、初めて聴く曲も多かった。

夢がかなううた
オムニバス HOME MADE 家族 ONE☆DRAFT MEGARYU ウルフルズ Skoop On Somebody KAN CHEMISTRY JUJU REIRA starring YUNA ITO 矢井田瞳
B001TMEEN2

休日音楽-DRIVE MY CAR-

 休日のドライブにぴったりの、ノリの良い洋楽を集めたCD。
 数々の名曲が収められ、洋楽ポップの水先案内ともなっている。

休日音楽-DRIVE MY CAR-
オムニバス デズリー プライマル・スクリーム G・ラヴ フェアグラウンド・アトラクション デニース・ウイリアムス プリファブ・スプラウト スライ&ザ・ファミリー・ストーン シンディ・ローパー マッチング・モウル
B0013FCP7C

花燃ゆ 23

 NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第23回は、「夫の告白」。
 八月十八日の政変、七卿落ちのシーンがあるが、薩摩や公家たちの側など、いままでの過程が丁寧に描かれていないために唐突の感が否めない。そういった史実の描写よりも、「夫の告白」に尺が長くとられており、ただただ白けた時間が流れているように感じた。

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」

花燃ゆ 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
4149233691

高崎高校 第63回 翠巒祭

Suiransai2015_01

 高崎高校の文化祭、第63回翠巒祭が、2015年6月6日・7日に開催される。初日の朝方、校舎の前を通りかかると、まだアーチが完成していないようで仕上げの作業をしていた。スタッフの苦労の一端が伺えた。

Suiransai2015_02

 12時開始のファンファーレとともに、大勢の人が校内に溢れる。
 今年の巨大壁画は、アメリカのハワイ州にある平等院テンプルをモチーフとしている。京都ではなく、ハワイの平等院にしたのは、山に囲まれている様が観音山に抱かれた高崎高校と似ているためとのこと。

Suiransai2015_03

 物理部の会場を訪れると、長男が熱心に来場者に説明をしていた。ヘロンの噴水について、原理を伝えているようであった。子どもたちも良く聴き入っていた。3年生の長男にとっては在校生として最後の文化祭となる。

Suiransai2015_04

 今年は物理部員がだいぶ増えたようで、会場に活気があった。自作のゲームや、空気砲など、来場者も楽しんでいる様子がみられ、なによりだった。
 レールガンの実験映像が流れていたが、まさしく物理的な内容で感心する。激しいため実演は危険なのかもしれないが、レールガンに限らず是非このような実験のデモンストレーションと解説を充実させてほしい。

Suiransai2015_05

 アーチはなんとか完成されたようで、夢の世界に誘うような優美な姿で来客を迎えていた。

Suiransai2015_06

 校舎内は大勢の人で溢れ、たいへんな活気を呈していた。模擬店のメニューも安くておいしく、人気がある。
 ゴミの置き場を休憩所のそばに設けるなど、改善をしているようであった。ゴミ担当の高校生が明るい表情で活き活きと仕事をしている姿が印象的であった。

Suiransai2015_07

 文化祭実行委員が運営する喫茶室は、凝った装飾に彩られた静かな空間になっており、落ち着ける。窓を飾る切り絵もセンスがあり、外の景色を映して爽やかな作品となっていた。

Suiransai2015_08

 豊かな緑に囲まれた学舎で行われた活気溢れる文化祭は、高校生の充実した日々を思わせる。
 生徒たちにとっても、訪れた人にとっても、良き思い出を残すことだろう。

高崎高校 第63回 翠巒祭

こころと脳の対話

 河合隼雄と茂木健一郎の対談「こころと脳の対話」。それぞれの専門を生かしつつ、話がはずんでいる感じが伝わってくる。特に、河合隼雄が楽しそうに語っているのが印象的。
 夢と無意識、シンクロニシティなど、こころの不思議について科学と臨床をバックに語る深みのある対話集。

こころと脳の対話 (新潮文庫)
河合 隼雄 茂木 健一郎
4101252300

杉の柩

 アガサ・クリスティーのミステリー「杉の柩」。女性の細やかな心理描写が秀逸で、トリックにもうならされる部分があった。
 読後感の良い、印象に残る作品。

杉の柩 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー 恩地 三保子

ノイマン マーラー:交響曲第3番

 ヴァーツラフ・ノイマン指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団によるマーラー交響曲第3番のCDを聴く。
 マーラーの音楽が持つ民族的なメロディを、ボヘミア出身のノイマンが共感をこめて表出している。そのため、音楽がすっと入ってくる。森羅万象の営みを表現しようとした長大な音楽だが、みずみずしさすら感じられ、楽しんで聴くことができた。
 自然の歌が息づいている名演。

マーラー:交響曲第3番
ノイマン(ヴァーツラフ) プラハ室内合唱団 チェコ・フィルハーモニー少年少女合唱団
B000I2K81G

赤とんぼのふるさと

 ピアニスト高橋希とNHK交響楽団の若手メンバーによるピアノ五重奏団が奏でる音楽。ディズニー、映画音楽、日本歌曲と幅広く親しみのある曲が収められている。
 ファミリー・コンサート向けの曲がたくさんつまった楽しいアルバム。

赤とんぼのふるさと
クインテット・ディ・ピアノフォルテ・ラ・スペランツァ
B001O2HLAU

夢を売る男

 自ら書いた本を世に出す人々を相手にする編集長を描いた百田尚樹の小説「夢を売る男」。現代人の自意識を皮肉をこめて描写する。
 一話一話が短く、会話で進行するためすぐに読める。
 文章で食っていける人はすごいなあと改めて思う。

夢を売る男 (幻冬舎文庫)
百田 尚樹

アクセスランキング

Ajax Amazon

  • Amazon.co.jpアソシエイト
  • UserLocal
  • Ajax Amazon
    with Ajax Amazon