桂歌丸 塩原多助一代記-多助の出世
「沼田城下の塩原太助」
桂歌丸の落語「塩原多助一代記-多助の出世」のCDを聴く。三遊亭円朝の「塩原多助一代記」 を咀嚼し、2回の口演とした。「塩原多助一代記-あお(青馬)の別れ-」の続編にあたる。
「本所に過ぎたるものが二つあり、津軽屋敷に炭屋塩原」と歌に詠まれた大商人塩原太助の出世物語。
「笑点」の前身番組「金曜寄席」からずっと出演し、放送開始50周年を機に司会者を引退する。その記念碑的な高座でもある。
80歳を越えて名調子は円熟味を増し、自然と物語世界に聴き手を誘う。
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