ゲームの王国 下
膨大な比喩と論理的な言辞をからめながら、ポルポト政権を生き延びた人々の人生が綴られていく。
数学や科学の知見も駆使し、人々の記憶に関わるSFの趣きが加わる。
多くの絶望を描いているが、再生がテーマのひとつであることに救いを感じる。同時に、智に頼った文章の限界も感じられる。
上巻に登場する幾多の人物が独特のレトリックを駆使して交錯する部分が特徴的。かつてない読書体験を与えてくれる作品。
ゲームの王国 下
小川 哲 mieze
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膨大な比喩と論理的な言辞をからめながら、ポルポト政権を生き延びた人々の人生が綴られていく。
数学や科学の知見も駆使し、人々の記憶に関わるSFの趣きが加わる。
多くの絶望を描いているが、再生がテーマのひとつであることに救いを感じる。同時に、智に頼った文章の限界も感じられる。
上巻に登場する幾多の人物が独特のレトリックを駆使して交錯する部分が特徴的。かつてない読書体験を与えてくれる作品。
ゲームの王国 下
小川 哲 mieze
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