民王 8
ドラマ「民王」最終章では、首相指名選挙をめぐる攻防が描かれる。
政治を舞台にしたコメディは傑作が多いが、それは面白さを追求すると共に、作り手が理想の政治を描きたいという思いをもって臨んでいるからであろう。このドラマも、俳優やスタッフが楽しんで作りつつも、一途な思いが感じられる作品であった。
総理の息子役の菅田将暉が、思いっきりのいい演技で楽しませてくれた。山内圭哉、本仮屋ユイカ、知英などが個性豊かなキャラクターを演じ、彩りを与えてくれた。特に、公設秘書役の高橋一生がクールな存在感を示し、物語の魅力を高めていた。
気軽に見られ、なおかつ明日への希望を与えてくれる良質なコメディであった。
コメント