ルーズヴェルト・ゲーム 9
「これは、倒産寸前にまで追い詰められた会社の中で、必死にもがき奮闘し、最後の最後までボールを追い続けた男たちの逆転に次ぐ逆転の物語である。」
ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」最終話は「大逆転なるか!? 涙のわけは?」。
企業ドラマであるが、最終話の半分以上の時間が野球の試合に費やされている。しかし、その展開にずっと引き込まれてしまう。最後の12分で企業の対決が描かれるが、野球試合のカタルシスも相まって、実にキレのいいラストになっている。
企業とスポーツの精神を重ね合わせ、苦悩と爽快感を同時に描く見事な脚本に魅入られる。ドラマの醍醐味を与えてくれる、見事な作品であった。
勝負の本質を理知的に映像化した、最高の企業ドラマ。必見!
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