« X’mas Party | メイン | モクモク村のけんちゃん »

白洲正子の世界

 白洲正子の「樺山資紀」「青山二郎」「補陀落渡海」を、奈良岡朋子が朗読したCD。
 祖父であった樺山資紀の記憶。それは、明治の気質を切り取った文章でもある。歴戦の士であり、幾多の要職についた樺山資紀が、朝食の目玉焼を刻んでスズメに餌をあたえる場面はいたく印象に残った。
 青山二郎に師事し、小林秀雄らと交流のあった時を描いたエッセイもたいへん興味深い。
 補陀落渡海は、平家物語の平維盛のエピソードを綴りながら、入水と信仰に思いを馳せる。
 奈良岡朋子の語りが、文章に香る美学を見事に表出している。

心の本棚白洲正子の世界 奈良岡朋子 朗読

コメント

コメントを投稿

アクセスランキング

Ajax Amazon

  • Amazon.co.jpアソシエイト
  • UserLocal
  • Ajax Amazon
    with Ajax Amazon