魔女の宅急便
角野栄子の児童文学を原作とするスタジオジブリ制作のアニメーション映画「魔女の宅急便」。1989年、平成元年の宮崎駿監督作品。 独り立ちのために故郷から都会へほうきに乗ってやってきた少女の物語。思春期の心のゆれを、魔女による宅配という仕事のうちに描いている。
街の描写の素晴らしさが格別。繰り返し鑑賞に堪えるのは、この美術的なよさに寄るところが大きい。
特に感銘をうけたのは、人物の描写。キキが届け物をした屋敷で出会うおばあさんの顔がアップになった瞬間にその人の人生が感じられて、これほどのキャラクターをつくるとは、真のアニメだとその時思った。
家族で楽しめるジブリアニメの良作。
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