天皇の料理番 9
ドラマ「天皇の料理番」第九話は「皇居編~ザリガニと御即位の御大礼」。
皇居に趣いた篤蔵をまっていたのは、しきたりに縛られた厨房であった。篤蔵に与えられた任は、即位の御大礼で二千人に及ぶ人々に振る舞う料理の献立であった。それは、日本の文化程度を示す料理を作り出すことでもあった。
パリから帰国して様々な人々との再会シーンがよい。皇居では、篤蔵の上司である農学博士の福羽 逸人が存在感を示す。
そして、クライマックスでの御大礼の料理。念入りな考証の基、再現された料理が素晴らしい。本作の愁眉となる回。
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