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Dr.STONE 7

 「人類の200万年は今、全部、俺のここにある。」

 アニメ「Dr.STONE」第7話は「200万年の在処」。司に樹木で動きを止められたコハクは、千空により助けられる。千空を案内した村には、自ら科学素材を集めた男、クロムがいた。
 クロムの操る「幻術」は、千空にとっては「科学教室」の枠を出ないものであったが、そのやりとりが実に面白い。科学の楽しさを存分に伝える、新たな展開が始まる回。

200万年の在処

Dr.STONE 6

 「どんなに石化がファンタジーだろうがな、科学の基礎だけは絶対に揺るがねえ。」

 アニメ「Dr.STONE」第6話は「石の世界の二つの国」。大樹は、千空の蘇生を試みる。一方、千空を葬ったと信じる司の前に人影が現れる。
 千空が定量的な台詞をはきながら滑車を作るシーンが素晴らしい。問題解決に向かって地道に突き進む姿勢に感銘を覚える。

石の世界の二つの国

Dr.STONE 5

 「宇宙に行けるだけの科学文明、俺が一から築いてやるよ。」

 アニメ「Dr.STONE」第5話は「STONE WORLD THE BEGINNING」。天空が石化を解き、科学文明の存在しない世界に起き上がったときを描く。一から地道に人類の進化の過程をたどる、濃密なカットバックの回。

STONE WORLD THE BEGINNING

Dr.STONE 4

 「どっちをとる。安全か、未来か。」

 アニメ「Dr.STONE」第4話は「狼煙をあげろ」。火薬の原料、硫黄を求めて箱根に向かった千空たちは、爆発で煙を登らせてしまう。その煙は、他の狼煙を呼び起こした。
 火薬クッキングなど、科学の解説をしながら緊迫感のある展開が続く。急迫の第4話。

狼煙をあげろ

Dr.STONE 3

 アニメ「Dr.STONE」第3話は「科学の武器」。人であった石像を壊す獅子王と袂を分かち、千空たちは西を目指す。

 鎌倉の大仏の青銅、箱根の硫黄など、ロールプレイング的な趣をもたせながら科学の要素を盛り込む秀逸な設定。
 スピーディーな展開で片時も目が離せない回。

科学の武器

Dr.STONE 2

 「このストーン・ワールドじゃ食物連鎖の頂点は、もう人間サマじゃねえってことだ。」
 「炭酸カルシウムほどそそるもんはねえ。4つも死ぬほど重要な使い道がある。」

 アニメ「Dr.STONE」第2話は「KING OF THE STONE WORLD」。大地と千空を、闊歩していた猛獣が襲う。霊長類最強の高校生の石化を解いて難を逃れようとするが…。

 第2話にして、科学と武力の問題が現れる。この物語の奥深さが伝わってくる回。

KING OF THE STONE WORLD

Dr.STONE 1

「人類が石の時代から近代文明まで200万年。そこを一気に駆け上がる。」
「偶然には必ず合理的な理由がある。」
「だから仮説と実験繰り返してんだろうが。地道なもんだ科学は。」
「科学では分からないこともある、じゃねえ。分からねえことにルールを探す。そのクッソ地道な努力を科学って呼んでるだけだ。」

 全人類が石化した後の世界を描くアニメ「Dr.STONE」。稲垣理一郎原作、Boichi作画によるコミックを基にしている。
 第1話は「STONE WORLD」。突然人類が石化してから3700万年後、目覚めた高校生、大樹は原始の大地をさまよい、親友の千空に出会う。千空は科学の知識により石化を解く実験を繰り返していた。
 科学を駆使して一から生活基盤を作り上げていく様は圧巻。科学に対する姿勢を述べる千空の台詞が端的で本質を突いている。地道な営みが科学の歴史を作り上げ、生活を豊かにしていったことを改めて実感させてくれる。
 科学の素晴らしさを巧みなストーリーで見事に表現した、SFアニメの大傑作。

STONE WORLD

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