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日雇い青年の日常を独特の文体で描いた西村賢太の小説「苦役列車」。 港湾での荷役労働に従事し、一人暮らしをする北町貫多は、無為の日々を送っていた。ある日、爽やかな風貌の専門学校生と出会い、貫多の日常にわずかな変化が生じていく。 先の見えない日常におかれた若者がリアルに描かれ、自らが苦境にあるときには逆に励まされる思いがあった。苦役の中、一点の拠り所が心にしみる。 2010年下半期芥川龍之介賞受賞作品。
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