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京都の老舗旅館「柊家」で長きにわたり仲居を勤めた田口八重の回想録。 柊家を訪れた三島由紀夫、川端康成、平沼騏一郎など著名人の接待に心を砕く筆者の姿勢が語られ、それにより客人が心を開き素顔をみせるくだりには感銘をおぼえる。特に、三島由紀夫が市ヶ谷駐屯地で決起する前に宿泊したときの描写は印象に残る。 おもてなしの神髄を伝える書。
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