« 2011年12月 | メイン | 2012年2月 »
アル・パチーノ、ジャック・レモン、アレック・ボールドウィン、エド・ハリス、アラン・アーキン、ケヴィン・スペイシーなど、名優が競演する1992年公開の映画「摩天楼を夢みて」。
ニューヨークの不動産会社を舞台に、熾烈なビジネスの世界を描く。名優が繰り広げるビジネス・トークが見事で、その語りにしびれる。
晩年のジャック・レモンの哀感漂う演技には深い味わいがにじみ出ている。
NHK大河ドラマ「平清盛」第4回は、「殿上の闇討ち」。北面の武士となった平清盛、殿上人となった平忠盛らを通して当時の武士の有様をリアルに描く。源氏と平氏の確執もくっきりと浮き上がってきた。國村隼らが演じる公家の存在感が凄まじい。
桂小金治の落語「三方一両損」は、マクラの語りが素晴らしい。小金治の魅力の源泉は、苦労を重ねたおいたちにあることが、じっくりと伝わってくる。
「禁酒番屋」は、キレのいい江戸っ子のかけあいが名調子で楽しめる。
深沢七郎の「楢山節考」を、小沢昭一が朗読したCD。自然と一体となって生きる村人の姿を、小沢昭一が緩急自在の呼吸で語り、眼前にその村が広がるかのようにまざまざと浮き上がらせる。
楢山節考 (新潮CD)
深沢 七郎 小沢 昭一
楢山節考 (新潮文庫)
深沢 七郎
ショパン的な情感とラフマニノフの憂愁をたたえたスクリャービンのピアノ協奏曲。アシュケナージの清冽なピアノでその魅力を浮き上がらせる。
スクリャービン:プロメテウス
アシュケナージ(ヴラディーミル)
1959年に放送された川内康範原作の「七色仮面」。 森川智之、遊佐浩二、石田彰など、人気声優の熱演でレトロなヒーローが普遍の愛を掲げてサウンド・シアターで甦る。
今回のオリジナルの脚本では、石田彰演じるトキオのキャラクターが強烈。「愛の助っ人」との対決やいかに。
サウンドシアターシリーズ「七色仮面」
イメージ・アルバム 森川智之 遊佐浩二 石田彰 置鮎龍太郎 檜山修之
「古畑任三郎」「太陽にほえろ!」「刑事コロンボ」など、刑事もの人気シリーズのテーマ曲や、「アンタッチャブル」「ピンクパンサー」「犬神家の一族」「007」「シャレード」など、サスペンス映画の音楽を集めたCD。ミステリーものの音楽は、人の生き様をくっきり浮き上がらせるテーマを提示するゆえか、印象に残るものが多い。
TBSのドラマ「運命の人」第2話では、沖縄返還に関する政府の密約の極秘文書を巡り、政治的駆け引きとしてその存在が表面化する。国会予算審議の場面はスタッフの意気込みが感じられた。
総理役の北大路欣也をはじめ、柄本 明、笹野高史、不破万作など、政治家を演じる人々の雰囲気がそれぞれ個性をよく表しており、味わいがある。
運命の人(一) (文春文庫)
山崎 豊子
NHK大河ドラマ「平清盛」第3回は、「源平の御曹司」。玉木宏の演じる源義朝が、清盛のライバルとして登場。検非違使、北面の武士と、平安時代の武士の姿を描き、興味深い。
最近のコメント