ゴルゴ13 河豚の季節
ユダヤ人を満州国に移住させるという「河豚計画」をモチーフに組み立てられた作品。ゴルゴ13の出生の秘密をほのめかす話はいくつかあるが、その中でもかなり信憑性が感じられる回。
一級のスパイ・スリラーの趣があり、冒頭の神田書店街からの描写から、引込まれる。さいとう・たかをの、国際社会の一コマを鮮やかに切り取る手腕にはいつも感服させられる。
浦沢直樹が描く「MASTERキートン」の原作者、勝鹿北星が、きむらはじめ名義で脚本を手掛けたようだ。
ゴルゴ13 (57)
さいとう たかを
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