ライト兄弟
『 ゆめ-それはきえやすいものです。けれど、また、ながく心の中に生きつづけて、その人をみちびいていく大きな力にもなります。ライト兄弟の一生は、このゆめにみちびかれ、そのゆめをじっさいにあらわすための努力だったといえましょう。』
長男に毎日させている、飛行機の父、ライト兄弟の伝記の朗読が今日終わった。母に図面を書くことの大切さを教えられ、ソリを自らの手でつくりあげたこと、父からヘリコプターのおもちゃを与えられ、大空への夢をかき立てられたこと。様々な経験が、ライト兄弟の初飛行につながっていた。
内燃機関の専門家であった著者は、飛行機の発明が偶然ではなく、ライト兄弟の多くの体験と試行錯誤があって成し遂げられたことを丁寧に記している。
思いを持ち続け、地道な努力を続けることがいかに大切か。
技術立国日本の復権のためにも、それを様々な場面で子どもたちに伝えていくことが必要だと強く感じさせられた。
ライト兄弟―とべ!飛行機第一号
富塚 清
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