ファイナルファンタジー
弟がプレイしているファイナルファンタジーXIIを見る。第一印象では、指輪物語とスターウォーズを混ぜたような映像と感じる。グラフィックスは確かに素晴らしい。しかし、どうもデザインが最近の映画にありがちな、画一的な感じがしてならない。
ファイナルファンタジー(FF)シリーズは、VIIから本格的な3次元システムによるゲームとなったが、この7作目は、不滅の金字塔といってよい。そのシナリオの壮大さとアイデア満載のストーリー、印象に残る音楽と背景は、技術を越えて作り手の熱い思いが伝わってくる名作であった。VIIIは、際だって美しくなったCGと、演出の冴え、先がどうなるか見えないストーリーなど、これも意欲作であった。IXは、まさしくファンタジーの王道、かわいらしいキャラクターにもかかわらず、ストーリーの奥は深く、文学作品に引けを取らない格調を持っていた。PS2で初のFFシリーズ、FFXは、アニメーションの格段の進歩と共に、世界観の完成度の高さに眼を見張った。
しかるに、最新作FFXIIは、ハリウッド並みの映像以外に、どれほどの魅力を持っているのか。プレイをしていないので軽々には語れないが。
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