ここに泉あり
戦後間もない頃、地方に音楽の灯をともすオーケストラの人々を描いた映画。群馬交響楽団がモデルとなっている。
楽団員たちは、学校をまわるが、クラシックへの馴染みは薄く、聴いている児童はほとんどいなかった。意気消沈して帰る道すがら、ひとりの少女が花を持って団員に渡すシーンなど、胸をうつエピソードが多い。
群馬交響楽団を育てた丸山勝廣さんの役割を、若き小林桂樹が実に活き活きと演じている。
音楽の素晴らしさを伝えてくれる清冽な魅力をもった名作。
ここに泉あり
小林桂樹 岡田英次 岸恵子
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