モーツァルト ピアノ協奏曲第20番
フリードリヒ・グルダのピアノ、クラウディオ・アバド指揮、ウィーンフィル演奏の、モーツァルトピアノ協奏曲第20番は、明瞭なピアノの響きと暖かみのあるオーケストラがよく和した絶妙の演奏。グルダのピアノは一音一音がクリアで美しい。このドラマチックな協奏曲を豊かに形づくっている。
また、ピアノ協奏曲第21番の演奏も素晴らしい。個人的にはリリシズム溢れるルプーのピアノに親しんでいたため、グルダのカデンツァにはややアグレッシブな印象を受けたが、精気あふれる演奏はモーツァルトの魅力を十二分に伝えてくれる。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、第21番
グルダ(フリードリヒ) アバド(クラウディオ)
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