インターネット
インターネットが家庭に普及しはじめた1995年に初版が出された「インターネット」。日本におけるインターネットの草分け的存在である村井純氏の著作。
「トップダウンで決められたストラクチャーではなくて、ラフなコンセンサス。みんながバラバラに生きていても、ゆるやかなコンセンサスがあればだいたいうまくいく」
など、今読んでもインターネットの特質をあますところなく記しており、たいへん示唆に富む。
ホームページなどで、個人や団体が情報を公開し、メールで情報をやりとりすることがあたりまえの時代になったが、それはこのほんの数十年のことに過ぎない。しかし、それによって個人や社会が受けた影響は計り知れないほど大きい。
ネットワーク社会を記した原点ともいえるこの本をひもとく意義は、今だからこそあるのかもしれない。
インターネット
村井 純
コメント