ドラッカー プロフェッショナルの条件
「知の巨人」ピーター・ドラッカーの膨大な著作から、自己実現に関する内容をまとめた「プロフェッショナルの条件」。
分かりやすい文章で、明快な内容であるが、著者の多年にわたる経験の蓄積に裏打ちされ、実に説得力がある。真に大事なものが何であるかに気づかせてくれる書。
プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか
P・F. ドラッカー 上田 惇生
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「知の巨人」ピーター・ドラッカーの膨大な著作から、自己実現に関する内容をまとめた「プロフェッショナルの条件」。
分かりやすい文章で、明快な内容であるが、著者の多年にわたる経験の蓄積に裏打ちされ、実に説得力がある。真に大事なものが何であるかに気づかせてくれる書。
プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか
P・F. ドラッカー 上田 惇生
ワルター指揮、コロンビア交響楽団によるブラームス交響曲第4番は、至高の演奏。秋の深まりを感じる頃や枯葉の舞い散るときに耳を傾けると、たとえようもない情感が胸を満たす。まさに珠玉の名盤。
ブラームス:交響曲第4番
ワルター(ブルーノ) コロンビア交響楽団
シャルル・ミュンシュ指揮、パリ管弦楽団によるブラームス交響曲第1番は、圧倒的な名演。溢れんばかりのエネルギーとパリ管の音色の魅力により、稀有の濃密さで音楽が迫ってくる。
ドラマのだめカンタービレの第7話で、単なる脇役かと思っていたハリセン教師江藤が俄然活躍する。原作の構成の見事さに、ドラマを見てあらためて感嘆した。
今回、のだめの成長の物語である点が前面に出てきて、ドラマとしての深みが増してきたようだ。新たなオーケストラの始動とのだめの行動が、対位法のようにからみ合い、変化に富んだ楽章のようであった。
のだめカンタービレ (7)
二ノ宮 知子
小3の息子がやっている算数ドリルで、「2+5=7」などの式があり、それぞれの数の下にある( )に偶数か奇数を書き入れる問題があった。「偶数+奇数=奇数」などを意識させる問いだ。偶数、奇数は、余りに着目して整数を分類する、「剰余類」という大事な概念にふれる内容だ。
息子は、この問題をやった後、
「五千の偶数と五千の偶数を足すと何になる?」
ときいてくる。
「…それはやっぱり、偶数になるんじゃない。」
と答えると、息子が言うには、
「…万偶数(マングース)…」
「ムキャー!!(のだめ調)」
小曽根真のピアノ・プレイが冴える、絶妙のジャズ・トリオ。
ザ・トリオ
小曽根真 北川潔 クラレンス・ペン
仲の冷えた夫婦と友人が、北アフリカを旅していく間の出来事と運命を描いた映画。「ラスト・エンペラー」のベルナルド・ベルトリッチ監督作品。
これを映画館へ見に行ったとき、日曜日にもかかわらず客は4、5人しかいず、ほとんど貸し切り状態であった。異世界にいるように、ボーと見ていた記憶が残っている。夫婦が自転車をこいで、高台に登って目にする、遙か彼方まで広がるアフリカの大地。サハラ砂漠をラクダに乗って進む隊商。坂本龍一の音楽と共に、心に染み入る映像であった。
シェルタリング・スカイ
ベルナルド・ベルトルッチ ポール・ボウルズ ジョン・マルコヴィッチ
是枝裕和監督の映画「誰も知らない」の冒頭、スーツケースの中から子どもが出てくるシーンから、画面に釘付けになる。アパートに引っ越すにあたり、家族の人数をごまかすために、スーツケースの中に子どもを入れて運んだのだ。それでも子どもたちは明るく屈託がない。団欒も束の間、新しい恋人ができた母親は、四人の子どもたちをアパートに置き去りにする。
子どもたちが自然な演技であり、それゆえにずっと印象に残る。とりわけ、柳楽優弥演じる長男の、四人の兄弟姉妹が生きていくための振るまいが健気で、胸を締めつける。
児童虐待の報道が後をたたない昨今、この映画を思い出す機会が多い。淡々とした映像であったが、いつまでも刺激をし続ける。
カンヌ国際映画祭 最優秀男優賞、フランダース国際映画祭 グランプリ受賞作品。
誰も知らない
是枝裕和 柳楽優弥 北浦愛
「マジンガーZ」など、永井豪原作のアニメ主題歌をジャズ・アレンジしたアルバム。
トップの「ゲッターロボ」は見事なアレンジで、ジャズのスタンダードかと思わせる。「デビルマンのうた」は、デビルマンの孤独を感じる演奏。「キューティー・ハニー」は、アニメそのものが欧風テイストのデザイン・センスがあるため、テーマ曲もジャズによくマッチしている。
しかし、「ドロロンえん魔くん」は、ジャズなのだろうか?ほとんどそのまんまというか、原曲より不気味な風合いで、独特のおかしみがある。
ともあれ、何度も聴いてしまうアルバム。
永井豪JAZZ SIDE-A
MJR 中野飛音 新澤健一郎
ギリシャの実力派歌手、ナナ・ムスクーリがジャズ・スタンダードに挑戦した1962年の録音。プロデューサーは、クインシー・ジョーンズ。
初めてニューヨークの地を踏んだムスクーリが、透明感と力強さを兼ね備えた声で、情感を込めて歌い上げたアルバム。
ナナ・ムスクーリ・イン・ニューヨーク
ナナ・ムスクーリ
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