ドラマ のだめカンタービレ 5
ドラマ「のだめカンタービレ」の第5話では、学園祭のコンサートが描かれていた。原作第5巻の名場面であるが、Sオケのラプソディ・イン・ブルーは、派手なステージとアレンジで、盛り上がるシーンとなった。なぜマングースの着ぐるみなのかは、原作でもドラマでも明かにされていないが、マスコット・キャラクターとして愛され、商業的な効果は抜群。マングースのボールペン付きのコミック最新刊も限定販売されるという。
千秋がラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を弾く場面も、スタッフの思い入れが感じられるシーンであった。
今回、シュトレーゼマンと音大理事長との若き日のロマンスなど、陰影の濃い映像が多かった。ブラームス交響曲第3番第3楽章など翳りと深みのある曲が用いられ、物語に奥行きを与えた。ますます選曲に磨きがかかり、数々の楽曲を聴くだけでも楽しめるドラマになっている。
のだめカンタービレ (5)
二ノ宮 知子
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