バブルへGO!!
「バブルへGO!!~タイムマシンはドラム式~」
いかにもB級映画の雰囲気漂うタイトルである。しかし、意外に凝った作りの映画であった。それもそのはず、手がけているのは、「私をスキーに連れてって」「メッセンジャー」のホイチョイ・プロダクションズ、脚本は「踊る大捜査線」の君塚良一である。
日本経済の崩壊を阻止するため、ドラム型洗濯機のタイムマシンでバブルまっただ中の1990年・東京へ行く役を、広末涼子が爽やかに演じている。財務省官僚を阿部寛がコミカルに演じ、物語を盛り上げている。
電通との協力で、当時を緻密に再現するこだわりが見られる。コンセプトが先行した映画なので深みはないが、とかく暗い話題が多い現代では、このような明るい映画を見るのもたまには良いだろう。
数々の映画の美味しいシチュエーションを散りばめた、理屈抜きに楽しめる作品。
コメント