ハゲタカ 最終回
NHKのドラマ「ハゲタカ」の最終回が3月24日に放映された。実に密度の濃いドラマであった。冷徹な外資系ファンドのやり口が描かれていたが、物語の落としどころとして、人情・信義という日本社会が本来の持っているよさに帰着した。
合理性を追求することで、表面に現れない良さをもすべて削ぎ落とし、強みを失う事態になることが昨今では往々にしてあるようだ。ドラマを見て、その感を一層強くした。
企業買収にからむ波乱に満ちた展開の中で、会社をめぐる「人」の存在が大きくクローズ・アップされたドラマであった。
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