爆笑問題のニッポンの教養
昨年「爆笑問題×東大 東大の教養」が放映され、興味を持ってみた。爆笑問題は、居並ぶ東大の教授陣に対し、「もっと日常をひきずりこまなければ」と提起した。爆笑問題が名実を伴った最高学府にズバリと切り込む様は、だいぶ反響があったようだ。
それを受け、具体的な領域に爆笑問題が分け入る「ニッポンの教養」の放送が始まった。第1回は、発生生物学の浅島誠教授の研究室探訪。浅島教授は、再生医療の道筋を示し、最もノーベル賞に近い科学者とも言われている。番組では、イモリやカエルの受精卵を取り出し、心臓などの器官を作り出すことが紹介されていた。爆笑問題は、歯に衣着せぬ物言いで、「先生のやったことで後に引けなくなっているんじゃないんですか。」など、科学と倫理の問題にまで踏み込んだ発言をしていた。
30分では内容に消化不良の感もあったが、知的興奮を与えてくれる番組だった。このような、学問を身近に捉えさせてくれる番組は、もっとあっていい。
爆笑問題×東大 東大の教養
爆笑問題
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