ワルター シューベルト交響曲第8番「未完成」
ブルーノ・ワルター指揮、ニューヨーク・フィルハーモニックによるシューベルトの交響曲第8番「未完成」は、これまで聴いたシューベルトの中で、最も胸に迫る演奏であった。
第1楽章では、ロマンチックで詩的な旋律と、悲劇的な旋律の相克が、絶妙なテンポで表現されている。
そしてこの第2楽章こそ、ワルターの愁眉である。友との永久の別れを惜しむかのように、一音一音慈しみを込めて奏でられている。
シューベルト : 交響曲第5番&第8番「未完成」
コロンビア交響楽団 シューベルト ワルター(ブルーノ)
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