腹十二分目
小学4年生の長男は、体は小さいがよく食べる。今日も食卓に好物のネギトロが出たので、ペロリと平らげ、おかわりもしてお腹がパンパンに膨れていた。それでもまだ食べたそうであった。私のネギトロとご飯を少し分けてやってから、
「腹八分目というでしょう。それくらい食べれば今日はいいんじゃない。」
と言うと、小学1年生の次男が、
「お兄ちゃんのおなかは、腹十二分目だよね。」
と言う。
ああ、この感覚は大事だなと思った。「腹八分目」は10を基準として-2の数を使っている。それに対し、+2をした数は、「十二分」である。次男は格別プラス・マイナスを意識していたわけではないだろうが、12という数が出てくる感覚はいいなあと思った。実際、満足をした状態を、「十二分に」というではないか。
割合の計算は、算数の授業で重要なポイントであり、この部分の習熟が、中学・高校の数学、ひいては社会生活で大きな影響をもたらす。その意味でも、割合の感覚を日常の中で触れていくことは、たいへん大事だと次男の言葉から気づかされた。
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