高崎市染料植物園
高崎市染料植物園の「夏休み親子草木染教室」に参加する。
高崎市染料植物園は、白衣観音を裏から望む丘陵にある、緑ゆたかなスポット。広大な敷地に樹木や花々をぬって遊歩道が敷かれている。実習会場は、園内の染色工芸館。
この日の実習には、8組ほどの親子が参加した。最初に、花壇からオレンジやイエローのマリーゴールドの花を摘む。つみとる量は、染めるものの重さと同じか、2倍とのこと。バケツいっぱいに入れられた花を持ち帰り、水と一緒になべで煮る。
染める煮汁を作っている間、ビニールひもや輪ゴムを使ってTシャツをしばる。しばったところが、白く残り模様となるのだが、ほんとうにイメージどうりに仕上がるのか分からないところが、ワクワクしてよい。
マリーゴールドを煮込んで濾した液は、赤茶色になっている。この液の中にTシャツを入れ、かきまわしながら煮る。コンソメスープを作っているようだ。
沸騰して10分かきまわしてから取り出し、媒染液に30分ひたす。媒染液は、色を定着させるためのもので、アルミから作ったものと、鉄からつくったものの2種類が用意された。媒染液により、色が違ってくる。
媒染したTシャツをよく水洗いした後、もう一度煮て染める。
Tシャツを水洗いし、しぼりを取ると、模様が浮かび上がる。鮮やかな黄色と、深みのあるオリーブ色の2種類の草木染Tシャツが出来上がった。
子どもたちは、自分たちで模様をつけたオリジナルTシャツに満足していた。次回の藍染めの実習にも参加し、おばあちゃんの巾着袋を作って敬老の日にプレゼントするようだ。
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