基礎がため100%中2数学 (計算・関数編)
中学2年生の数学では、代数的な内容として、連立方程式と一次関数が扱われる。連立一次方程式に習熟した後に、一次関数を習うのだが、この2つが続くことが重要である。一次関数で2度、連立方程式を用いる場面が出てくるからだ。
ひとつは、「グラフが2点(2,1)と(4,5)を通る一次関数を求めよ。」というような問題。一次関数を y=ax+b とおき、(x,y)に(2,1)と(4,5)を代入してa,b を求めることにより、y=ax+b を決定する。
もうひとつは、「2直線 y=2x-1, y=-x+5 の交点の座標を求めよ。」のような、2直線の交点を求める問題。2直線の式を連立させた解 (x,y)が交点の座標となる。
一次関数 y=ax+b において、(x,y)の2条件を元にして解(a,b)を求める問題と、(a,b)の2条件を元にして解(x,y)を求める問題。この2種類の問題は、y=ax+b の(a,b) と(x,y) との立場を入れかえた問題である。これは、数学における「双対性」に繋がる問題であり、極めて意味深い内容を含んでいる。
このように、中学2年生の数学は、代数と幾何の橋渡しとなる数学的処理を端的に示す単元を含み、解析の基礎中の基礎となる部分だ。
くもんの基礎がためシリーズでは、連立方程式の習熟に重点をおき、かなりのページ数をさいている。この練習のボリュームは無駄にならない。この部分は、まさに基礎がためが後々に繋がる内容だからである。
「双対性」に繋がる問題であり、極めて意味深い内容を含んでいる
とのこと。
詳しく論じてください。
投稿: D | 2007-10-24 18:04